このブログは退職代行サービスについて
本当のところどうなのという皆様の疑問にお答えしていくブログです。
できればブログ内の動画の方をご覧ください。
弁護士の嵩原安三郎です。
今日はですね、離職票の第3回目。
1回目は離職票って何？
離職票がどんな意味を持つのか?
というお話をさせてもらいました。
って内容によって必要のない場合が分かったと思います。
2回目は離職理由についてお話しました。
会社都合退職と自己都合退職ってあるけど
なんとなく分かっているけどどうなの？どう違うの？
会社都合退職にこんなものがあるんだ！
自己都合退職にこんなものがあってこれって優遇措置あるの？
俺当たるじゃん！
っていうような話がわかった方もおられるのではないかと思います。
今日はですね一番最後
これは会社が言っている退職理由、離職理由をどうやって変えるか？
僕らもね退職代行をしてると会社に離職票書いてもらう時に
会社都合退職って書いてほしい！！
それを交渉してくれ！！
と言われる事があります。
でもね、正直言って
あんまり意味がないんです。
会社が
うちの会社パワハラがあったからそれで辞めたわ！
って書くわけないんですよ！
そんな会社だったらそもそもパワハラ起こってない。
だから
基本的にはそこで会社と交渉するってあまり意味がない。
今日お話する仕組みってのを知っておけば
頑張るとこってそこじゃないんだ！
てことをわかっていただけるんではないかと思います。
1回目の時もお話しましたけども
この離職票の離職理由っていうのは
ここに離職理由がずらっと書いてあって、これを会社がチェックするんですね。
なんだけれども
1回目見てもらった人は分かると思いますけども
会社が書く欄と退職者が書く欄があるんですよ。
つまり会社がチェックしてここに自己都合退職って書いてもですね
辞める人は
いや違う違う俺ここやねん
違うんだと書くことができるんですね。
で、下に異議ありを書く欄があるんですね。
今回はこの話なんです。
いつこの異議ありを言うのか、どうやって決まるのかっていうお話なんですけども。
これなんです。
離職理由の決まり方って実は
会社っていうのはねスタートなんですよ。
決定するのは、ハローワークが最終決めるので
会社が言うのですぐ決定じゃない。
これ労働者なんですけど…
すんません…
絵についての批判は僕は受け付けてません。
ね！すんません！
これですね
労働者が異議なしと離職票にそう書けば
それも決定になりますよ。
なんだけれども
異議ありと書いた場合、ハローワークは提出された離職票を見て
あれ？異議ありと書いてあるわ。
違うんや？一致しないんや？
どういうことなの？
という風にまず見るんですね。
それについて
ごめん、病気って書いてあるけど証拠ある？
ていう風に聞いてくるわけですよ。
そしたら
ありますあります。診断書これです。
なるほどなるほど、病気だったんだ。
わかった、じゃあそれだったらもう病気での退職になるよね。
自己都合の中でも正当な理由がある自己都合だよね。
っていう風になるわけですね。
場合によっては事業者に聞き取りする場合もありますけど。
まあほぼこれ（正当な理由がある自己都合）で決まると思ってください。
それを見て最終的にハローワークが決定するわけですね。
いわゆる
会社都合退職か自己都合退職か。
自己都合退職の中でも正当な理由がある自己都合退職か。
いわゆる一身上の都合
要するに自分の考えで辞めますよっていうだけの話なのかということを決めていくわけですね。
前回もお話しましたけれども
会社都合退職の場合と、正当な理由がある自己都合退職の場合は
失業手当をもらう時に優遇措置があるということになるわけです。
ここなんですよね。
この裏付け資料
これがあるかないかであなたの失業保険の命運が決まっちゃうわけです。
なら分かったと
集めとこうっていうことになると思うんですけども
まあ当然ですけど
退職前にやってもらわないといけないですよね。
こちらなんですよね
退職後はもちろん難しいので
退職前に証拠を集めておこうという話なんですね。
これまず上の方なんですけども
体がしんどくて辞めますという場合あると思うんですけども
病院には無理せずに早めに行っておいてください。
これ別の動画でもお話したんですけども
基本的に心の病になる
あるいは病になりかける人っていうのは
心が弱い人違いますよ！
そうじゃなくて
我慢強い人なんですよ！
要は責任感強くて、ギリギリまで我慢する人なんですよ。
場合によっては空気を読んで
なんとなく言い出しにくいな
まあこれは単に空気読むじゃなくて
他の人たちに迷惑かかるなぁ
って思っているっていうことが多かったりすると思うんだけども
そういう人が多いんですよ
要するに
我慢に我慢を重ねちゃうわけ！
僕みたいに我慢が足りない人間はポーンと言っちゃうからトラブルも多いんだけども
でも溜め込まないから元気なわけですよ。
でもねそれは周りから見ると
あいつ何でも言うわ迷惑な人間かもしれない。
そうじゃなくて我慢しようって、
ここは自分が折れようと思って我慢する人。
しんどいけどしんどいって言わずに働こうっていう人が
溜めて溜めて心の病気になっちゃうってこと！
心の病気っていうのは、ほかの風邪とかとは違って
あなたが我慢に我慢を重ねて空気を読んで読んで、読みまくった結果なんですよ！
恥ずかしいことじゃない！
むしろ頑張った自分を労わってあげてほしい。
それできるのは自分だけだから。
だから
退職の理由がどうとか失業保険の前にね
自分の身体のことなんで
病院できるだけ行ってください。
ああ大丈夫大丈夫、これは大丈夫だから
って言われたら一番いいじゃないですか。
それで、ちょっと心がまずいなってことで
薬飲んだっていいじゃないですか。
だって風邪薬出されたら飲むでしょう？
それと一緒だから薬は。
変に特別な意味持たせちゃダメ。
日本ぐらいですよ。
海外では普通に飲むから。
だから我慢は美徳じゃないです。
我慢で身体を壊すのは全然ダメです。
自分のことを一番に考えて！
だから病院には早めに行ってください。
できるだけ回数行ってください。
退職決まってから行くとですね
失業保険のために行ってんじゃないの？
て思われちゃうんで早めに行ってください。
身体のためです。
2番目は
失業手当とかにきちっとね正しい失業手当をもらうためです。
あとね病気以外にもいろいろありますよね。
・労働時間が長いよとか
・パワハラ受けたよとか
・賃金が下がっちゃったよとかって
まあ、あるあるで
こんなことあるよねって話だけども
そういうので
どういう証拠を集めるかって
まあ録音が一番
まあねパワハラなんかだったら
録音が一番いいんですけれども
なかなか録音って難しいケース多いですよね。
そうするとね
これちょっと下飛ぶんですけど
LINEとかメールって結構証拠になるんですよ。
結構最近グループLINEで、罵倒したりするような人っているんですね。
そうするとそれって
１対１の罵倒でもまずいのに
大勢の前で罵倒。
あるいはそこまでいかなくても叱りつけるっていうことを繰り返していると
これがパワハラに当たるんですね。
ですから
そういうものの証拠、スクリーンショット撮っておけば
それが立派な証拠になります。
例えば嫌がらせでこんなことあったよって写メでバンと撮ってください。
それを残しておけば証拠になります。
あとね
タイムカードっていうのは
これ要するに時間外勤務が多いよという場合なんですけども
タイムカードって結構偽造されてるパターンあるので
パソコンのログ記録であるとか
報告書なんか出したりするでしょ？
メールとかLINEとかそういうものとかですね。
簡単な報告書までいかなくても
今日失礼しますなんていう帰りの挨拶とかね
そういうものをやっていると
ああこれはこの時間に書いたんだなということがわかる記録になります。
だから積極的に挨拶していってくださいね。
あと入退室のカード
セキュリティーカードなんかで切ってるような場合なんか
これがね記録になって
いわゆる時間外の記録になったりします。
あとですね
例えば夜中にいろいろかなり遅い時間に
上司からいろいろ業務の連絡があったりしますよね。
あれも残しといてください。
あれもやっている時間というのは
基本的には時間外手当の対象になるので
その時間まで働いているっていう証拠にもなります。
これ
家でそれを受けて一生懸命受け答えしても仕事に入るのね。
そういうのを残しておいてください。
あと給与明細とか配布物っていうのは
これ要するに給与が下がったとか給与不払いがある時に配布物っていうのは
次回からこれ下げますよなんてことを配布するようなケースがあるね。
まあそういうものであるとかですね。
あと給与明細なんか過去のものがないと比べようがないのでね。
そういうものも残しておいてください。
こういうものがあるとですね
退職理由っていうものが会社都合であったりとか
あるいは正当な理由がある自己都合退職っていうことが認められるという根拠になります。
それ以外もいろいろあると思います。
ここはいろいろ工夫しましょう。
これってパワハラの証拠になるんじゃない？
これってこの物って置いてたらいいんじゃない？
これ写真を撮っておこう
なんかいろんなアイデアを出してですね
それが鬱憤晴らしにもなりますから
そういう風なもので証拠を置いておきましょう。
そうすることでこれは正しい
あなたが受け取るべき失業手当
それが受け取れるようになるということです。
なんかね失業っていう言い方で悪いイメージある場合ありますけど
別にね
何か月かね働かなくたって身体休めたからって
罰当たりませんよ！
一生懸命働いているんだから。
だから
リフレッシュするために休むとか
海外なんか1ヵ月くらいよく休むって言うでしょう？
日本ないんだからそれぐらい取ったっていい。
だからそのためにはちゃんとした失業手当をもらいましょう。
失業手当だけじゃなくて健康を害した場合には
健康保険に入ったりするとですね
傷病手当金というのが退職後も支払われます。
1年以上その健康保険組合に加入しているという条件がいるんですけれども
そうすると手続きを経ればですね退職後も傷病手当金を貰えます。
そうすると失業手当も含めて最大18ヵ月かな？
貰えるということになりますんで
これ色々細かい手続きなんで今ざっくり言ってますけども
そういうこともありますので
それを利用して心と体をきちっと休めて
鬱々状態から解放されて次の職に行きましょう！
『まとめ』
会社からの離職理由を変える！
・離職票の退職理由はハローワークが最終決定する。
・離職票の退職理由に「異議あり」と記載すれば、裏付け資料があれば会社都合になる場合がある。
・退職前に通院記録やパワハラの証拠は集めましょう。