介護業界の離職率が高い本当の理由とは

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このブログは退職代行サービスについて
本当のところどうなのという皆様の疑問にお答えしていくブログです。

※動画を簡易にテキスト化した文章になる為、所々読みづらいかもしれません。
できればブログ内の動画の方をご覧ください。


弁護士の嵩原安三郎です。
退職代行をやってますと介護業界の方の退職が結構数多いんですよ。
っていう話をどっかでしますとね

ああわかりますわかります!
介護業界のね方って結構重労働で、賃金も結構安いですもんね。
だから辞めるんでしょうね。

っていう話を聞くんですけども。
僕の感覚は実は違うんです。

介護業界で退職代行の依頼が多い理由、僕はこれたった1つだと思ってます。
これはね実は経営者の方にこそ見て欲しい!
ではお話いたします。

まずね
介護業界介護スタッフって本当にね大変な仕事なんですよ。
まずね、人手不足。これがあります。
で、人手不足の上に重労働なんですよ。
統計上も出てましてね
実は介護業界での労災ってすごい多い!
あのね4日以上の休業を伴う労災っていうのが…
まあ届け出があっただけですよ。
介護業界で大体働いている人の100人に2人ぐらいっていう統計が出てるんですよ。
50人に1人ですよ。
結構多いと思います?
そんなものんかなと思います?

じゃあ他の業界と比べましょうか
日本で働いている人のうちどの業界も平均するとですね
4日以上の求職をする労災っていうのは、実は届け出てる範囲ですけども
1000人に2人ぐらいみたいなんですよ。
単純に10倍!

もちろん色んな業界があるので、単純に比べられないと思うけども
圧倒的に介護業界の労災が多い!
っていうことがわかると思うんです。
しかもちょっとね手を切ったとかの労災じゃなくて、4日以上休むっていう労災ですから
かなり数が多いと思います。

そういう負担が大きいにもかかわらず
給与が安い。
これね日本の平均的な賃金…
まあ男女合わせてなんですけれども
令和3年ぐらいの統計でいうとね、460万ぐらいなんです。

ただ介護業界に絞って言いますとですね
350万ぐらいです。
100万ぐらい差があるんですよ。
これもね大きな原因ではあると思います。

あと、怪我が多い。その上人手不足で大変、その上賃金が安い
それは大変ですよ。
ただね、介護業界に入ってこられる方ってある程度それは覚悟しておられるんですよ。
他の業界だってあるじゃないですか。
思ったよりしんどいなとか。
思ってより大変だな。
だから辞めちゃうよっていうのは別に介護業界に限った事じゃなくて、どこの業界でもあるんですよ。
だから、介護業界の方が大変なのはわかるんですけども
それと比べてもですね、退職代行で頼む率が多いっていうのは全然違うと思うんです。
なぜかっていうと
退職理由を僕ら聞くじゃないですか。
その理由でですね、やっぱすっごい多いのが
上司との人間関係なんですよ!

で、これ何かっていうとね
古参のスタッフの方が問題になるっていうのがやっぱりちらほら見られるというか
他の業界より多く聞くんですよね。

で、これね何かっていうと
管理者、まあ経営者いるじゃないですか
経営者ってねこの介護業界の自分の会社が提供しているサービスの質ってどうやって見るんだと思います?

例えばね
建築業界だったらできた家とかできたもの成果物見て
うん、よくできてるとか
ここ手抜きがあるぞとか
進捗見てすごい遅れが出てるぞとかね
そういうの客観的にで見えるじゃないですか。

あと飲食業なんかでもそうでしょ?
お客さんからのクレームがいっぱいあるとなったら
見るとああこれは確かに悪いな
お客として行ってみると、ああすごい店員の質悪いなとか
料理でてきてなんだこりゃ
とかですね
ものがあるんで、わかりやすいんですよ。
つまり
成果物があるっていうところも、人に対するサービスっていうのも客とし見れるんですよ。
経営者は。

ところが、介護業界どうです?

ちょっとウチのお客さんへのサービスどうかな?
よし俺で介護してもらおう。

なんてないわけじゃないですか!

そうするとどうしても現場の人間からの報告、これが大きくなっちゃうわけですよ。
もちろんクレームもあるんでしょうけれども
介護の利用者さんっていうのはあまりクレーム言ってくるって少ないんだと思うんです。
家族が気付いたは別としてね。
そうすると、どうしても現場からの報告になりますが、現場からの報告って誰がします?
そうなんですよ。
ベテランの社員がすることが多いと思う。
っていうことは、このベテランの社員が言うことを、間に受けるかどうかなんですよ。

この現場ね、経営者に報告してくる現場の社員さんっていうのがいい人だったら全く問題ないんですけど
もし問題のあるパワハラ社員だったらどう思います?

離職率がうちの施設高いわ
なんでやろ?
古参社員に聞いてみよう

ああ、あいつね
辞めたあいつほんと態度悪くて、僕もね辞めさせようと思ったんですわ

私もね、あいつはねもういくら聞いても、もう何にも成長しないから辞めてもらってせいせいするんです

なんて報告を聞くんですよ。

辞めた人になんてインタビューしないでしょ?
でも辞めた人どう思っているか。
実はこの古参の社員にいじめられてる。
もっと言うとね
長くそこにいる人っていうのは、自分のやり方が正しいとして押し付ける傾向があるんですよ。
それは別に正しいから長くやっているんじゃなくて
自分が長くいるから!
それを正しくって言っているだけなんです。
根拠ないわけですよ。
そうすると、他の施設さんとか経験して来られた社員スタッフさんなんか見ると

え?そのやり方大丈夫?

と思って意見すると

上司

何言ってんだよ!

って噛みつかれるわけですよ。

そういうスタッフがもう気に食わないから、いじめて追い出すわけです。
そうするとイエスマンの社員スタッフさんしか残らないわけですよ。
そのイエスマンの社員もいつか疲弊して辞めちゃうんですよ。
それがね、
楽な仕事や~とか
お金バンバンもらえるわ~
だったら、多少いじめられても我慢します。

でも体にもきつい。
お金もそんなにもらえない。
でもなんとか頑張ってこの世界でやっていこう。
理想を持って入ってきた人っていうのが頑張ろうと思ってるのに
自分の先輩というか上のスタッフから
うわぁ~っと噛みつかれたら、やっていけないでしょう。

そうすると、この古参社員が悪いかっていうと…
そうじゃない!
もうはっきり言います。
管理している人一番上の経営者。
その人が悪いです!

悪いというのはね
努力してるって言うと思うんです。
僕も事務所の管理者経営者ですよ。
だからそこで起こった問題ってのは最終的に
僕が責任があるわけ!
だから、どうやって社員さんスタッフさんから
クレームを聞くのか
悩みを聞くのか
どうやってそれを吸い上げるのか
それをどう返していくのか
もちろんそれを全て返すっていうことはできない。
だって言ってくる社員の言っていることが正しいかどうかわかんないでしょ?
さっきの古参社員の話と一緒で、それをどうやって見ていくのかっていうのはすごく重要。
その観点がすっぽり抜けてるんです。

他の業界なら
出来た成果物とかサービスを受けるってことで、自分の会社の提供しているサービスの質が担保できるから、場合によっては現場の声を拾わなくてもなんとかやっていける。
でも、介護業界は現場のスタッフの声を直接拾って悩みを解決しないと解決できない
解決できないとどうなるか。
いじめを苦にして、スタッフがどんどん辞めていく。
辞めていったらどうなるのか。
この古参社員に

辞めさせないようにしろ!

って言うわけですよ。

そうすると余計イジメとか縛りをギリギリギリとやっていくだけで、余計離れていくんです。
悪影響。

じゃあ俺が現場入って指導するわ

って言っても
現場がわからない人間がわ~って言ったって

口コミ投稿者

またトンチンカンなこと言うとんな
ウチの社長…

ってなるだけなんですよ。
まあ言いながら、僕もそうならないようにって自分に言い聞かせてるんだけども。
それが原因。
はっきり言います!
介護業界の離職率が高いのは
管理者が
経営者が
本当に今、うちの会社で起こっている離職の原因が何っていうことを
把握するシステムがない!
把握するっていう意識がない!
ことです。

いいですか
辞めていく人を責めたって意味がありません。
それをコントロールできるのは、経営者管理者だけです。
ですから、そこを直さないと介護業界の離職はどんどんどんどん続きます
逆に言えば

ああ、うちの社長もう駄目だ

と思ったらどんどん見捨てて、次の施設次の介護の会社に転職してもらって構いません。
助けを求めている人はいっぱいいて、そこの施設の人だけじゃない
他のところも人手不足でヒーヒー言ってるから、ちゃんと経営している所に移ってそこで十分なパフォーマンスを出し、その利用者を助けてあげる。
それがスタッフさんの考えるべき事だし、経営者はそういうスタッフさんが
どうやったら来てくれるのか
どうやってモチベーション上げるのか
っていうことを、考えてもらう必要があります。

このモチベーションの上げ方って難しいんで、この動画で全部言うことはできないですけれども
非常に難しいですよ。
僕もよく経営者としてよくわかるんだけれども。
そこに目を向けるのが第1歩。
目を向けてない経営者がいるんだったら、スタッフさん離れてください。
大丈夫です。

今日はですね
介護業界で離職が多い理由、僕の考える離職が多い理由
というのをお話しました。

ではまた次の動画でお会いしましょう。
さよなら!

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