退職代行の利用を検討している方の中には、履歴書に「退職代行を利用して退職した」ことを記載する必要があるのか疑問に思う方は多いでしょう。退職代行を利用したら履歴書への記載は必要なのでしょうか?
今回は、退職代行を利用して会社を辞めるときの履歴書についてお話していきます。
退職代行を利用したら履歴書への記載は必要?
退職代行を利用して会社を退職したら、転職の際に影響するのか心配する方も少なくありません。
転職活動に欠かせない「履歴書」を書くとき、退職代行を利用したことを記載する必要はあるのでしょうか?
退職代行を利用しても履歴書への記載は「不要」
転職活動時に履歴書を書く際、退職代行を利用して退職したことを記載する必要はありません。
退職代行業者は、労働者本人に代わって退職の連絡の仲介を行っているだけですので、退職代行の使用履歴が公的な記録に残ることはないのです。
離職票にも退職代行を利用して退職したことも記載されることはないのでご安心ください。
面接時にも面接官に伝える必要はない
退職代行を利用して退職したことを履歴書に記載する必要はありませんが、なかには面接時に伝えるべきか心配になる方はいるかもしれません。
面接時に前の会社を退職した理由を聞かれることはあっても、どのように退職したか聞かれることはなく、退職代行を利用したことを面接官に伝える必要もありません。
万が一会社に退職代行の利用を伝えたとしても、転職活動でマイナスになることはありません。
退職代行を利用したからといって負い目を感じる必要はない
法律上、労働者には自由に退職できる権利があります。
そもそも退職代行を利用して会社を辞めること自体全く悪いことではありませんし、負い目に感じる必要はありません。
履歴書への記載も不要ですし、転職先でトラブルになってしまうこともありませんので、安心して退職代行を利用しましょう。
さまざまな心配を抱えて会社を辞めることを我慢する必要はないのです。
退職代行は安心して利用できるサービス
退職代行を利用した履歴というのは残りませんので、退職代行の依頼を検討している方も「履歴書に書かなければならないかも」と不安に思う必要はありません。
離職票の退職理由も、「自己都合」または「会社都合」と記載されます。
退職代行を利用することで、自分で退職を申し出ることが難しい場合でも安心して会社を退職することができます。
自分にとって最適な退職代行を選択することが大切
退職代行サービスが広がる中、退職代行業者は増えています。
運営元によって対応できるサービスや料金などは異なりますので、自分にとって最適な退職代行を選択することが大切です。
履歴書サポートを行なっている退職代行サービスも
退職代行サービスによっては、履歴書・職務経歴書の書き方のアドバイスを行なっているケースもあります。
「退職したくても聞き入れてもらえない」「会社から引き止めにあっていて辞められない」など退職に関する悩みを抱えている方は、まずは退職代行サービスに気軽に相談してみましょう。
退職代行を依頼することで、スピーディーで確実なサポートを受けることができます。
退職代行は依頼先によって対応可能なサービスが異なる
退職代行は、依頼先によって対応可能なサービスは異なります。
「民間企業」が運営する退職代行業者の場合、会社へ退職の意思を伝えるのみです。
退職に伴う交渉や請求が必要な場合は「弁護士」「労働組合」が運営する退職代行を利用しましょう。
安心して退職サポートを受けるためにも、ご自身の状況や希望に応じて最適な退職代行サービスを選ぶことが大切です。
退職に伴う交渉や請求が必要な場合は「弁護士」による退職代行を利用する
退職時に会社と交渉や話し合いが必要な場合は、弁護士が運営する退職代行を利用しましょう。
弁護士であれば、未払い給与や残業代の請求・有給休暇の消化など、依頼者がより有利に退職するためのサポートを受けることができます。
当然履歴書に退職代行を利用して退職したことを記載する必要もありません。
会社とのトラブルを回避したいという方も、弁護士による退職代行依頼することで安心して退職することができます。
まとめ
今回は、退職代行と履歴書についてお話しました。
退職代行をして会社を辞めても履歴書への記載は必要なく、サービス利用の記録が残ることもありません。
次のステップに進むためにも、退職代行を利用して安心かつ確実な退職を目指しましょう。