若手社員をはじめ、中堅社員・管理職などさまざまな社員が退職代行を利用していますが、40代後半〜65歳のベテラン社員の方の利用者も少なくありません。
入社以来長年会社に勤めており、「退職を伝えづらい」というベテラン社員は多く、退職代行を利用して会社を辞める方もいます。
今回は、ベテラン社員の退職代行利用についてお話していきたいと思います。
会社を辞めにくい「ベテラン社員」も退職代行なら安心
組織の中核として、求められる役割も多いベテラン社員は、会社を止めようとしても引き止めにあったり、長年勤めているがゆえに退職をしづらいというケースがあります。
ベテラン社員の方こそ、退職代行を利用することをおすすめします。
「ベテラン社員」とは？
「ベテラン社員」の定義は、一般的に40代後半から65歳で、部下や責任部署を持つ管理職ではない社員のことをいいます。
仕事や社内の事情も熟知しており、後輩社員の指導・育成も任されることが多くなります。
その半面、仕事への慣れや会社への不満などから、仕事に対するモチベーションが低下してしまう時期でもあります。
ベテラン社員こそ、「退職代行」という選択肢
退職理由は人それぞれですが、職場の状況を理解しているベテラン社員ほど「会社を辞めにくい」という方は多くいます。
自分から会社に退職を申し出にくいという場合は、退職代行を利用することで、会社に直接退職を申し出るという必要がなく、ご自身の希望に合わせてスムーズに退職することができます。
会社とのトラブルや退職失敗などのリスクを回避するためにも、ベテラン社員の方こそ「退職代行」の利用を検討しましょう。
会社に退職を引き止められるベテラン社員は多い
退職を申し出たベテラン社員が、会社側から強い引き止めにあうというケースは多くあります。
長年勤務して知識や経験豊富なベテラン社員に対して、会社は引き止めやすくなります。
交渉は法律事務であるため、弁護士資格のない民間企業が運営する退職代行業者が交渉を行うと「非弁行為」となり違法になります。
退職の引き止めにあっているという方は、交渉権のある「弁護士」による退職代行を利用しましょう。
ベテラン社員が辞めていく会社の特徴
豊富なノウハウや知識、スキルを持つベテラン社員は、会社にとって大切な存在です。
職場で長く働き、そこで培った経験や専門知識に自信を持っている方も多い一方で、会社に何らかの問題があると退職を考えるベテラン社員も少なくありません。
ここからは、ベテラン社員が辞めていく会社の特徴について見ていきましょう。
スキルと給与が見合っていない
ベテラン社員が辞めていく会社の特徴の一つに、スキルと給与が見合っていないということがあげられます。
会社によっては成果を出しても給与に反映されず、勤続年数の長いベテラン社員でも年齢や勤続年数に応じた給与しかもらえないケースも珍しくありません。
特にベテラン社員が属人化（特定の社員が担当している業務の詳細内容や手順、進捗状況などの情報が、当人以外では把握できていない状態）された業務を担当していると、依存や偏りが生まれて不満を感じやすくなります。
自分が企業にとってなくてはならない人材であるにもかかわらず、スキルと給与が見合っていないと「辞めたい」という思いが強まることが考えられます。
職場環境が改善されない
慢性的な人手不足問題や長時間労働、残業代未払いなど職場環境が改善されない会社はベテラン社員が辞めていく理由に直結します。
また、仕事内容や給与に不満を持っていたり、自分が思うようにキャリアアップできない状況にあり、会社に相談しても改善されないとストレスに感じて「退職」という選択をするベテラン社員もいます。
周囲の期待が高いベテラン社員であるほど属人化から脱することが難しくなり、退職まで追い込まれてしまうのです。
人間関係に問題がある
ベテラン社員が辞めていく会社には、人間関係に問題があることも特徴です。
職場で長く勤めているベテラン社員は同僚や上司との関係は深くなるものの、環境が変わった際、新入社員や若手社員と新しい人間関係を築くことが難しい傾向にあります。
現状維持で慣れた環境を求めるベテラン社員にとって、環境の変化による人間関係構築が煩わしくなり、問題が長期化して結果的に仕事に対する情熱やモチベーションが損なわれて「退職」を決断するケースもあります。
職場の人間関係にストレスを抱えていたり、職場のコミュニケーションが不足していたりすると、自ら退職を申し出ることが難しくなり、退職代行サービスを利用するというベテラン社員の方もいます。
安心して退職したいベテラン社員の方は、弁護士の退職代行がおすすめ
ひとつの会社で長年経験や信頼を積み、職場の中核として働いてきたベテラン社員は、直接勤務先の会社に申し出を行うことが難しい場合もあります。
退職代行サービスを利用する際、「弁護士」が運営する退職代行であれば、退職の手続きをはじめ有給休暇、残業代の交渉や請求を行うことができるため、安心して任せることができます。
弁護士による退職代行なら退職に伴う交渉が可能
退職に伴う交渉は、弁護士にしかできない業務です。
会社との交渉が必要な場合、退職代行を弁護士に依頼することで、有給休暇・未払い残業代の請求などが可能になります。
弁護士であれば民間企業よりも幅広く法律的なサポートが可能ですので、円満退職を目指したいベテラン社員の方も安心して弁護士に任せることができます。
ベテラン社員にとって大切な退職金に関する交渉も可能
退職金制度がある場合、原則として会社は労働者へ退職金を払う必要があります。
会社ごとに退職金の規定は異なり、金額に関しても勤続年数や企業規模、業種、学歴などによって異なります。
弁護士が運営する退職代行であれば、退職金受け取りについての交渉が可能です。
ベテラン社員の方は、確実に受け取るためにも弁護士に相談しましょう。
弁護士なら退職失敗の心配もない
退職代行を利用するにあたって、「失敗」は絶対に避けたいですよね。
特にベテラン社員の方は、長くいた会社を辞める際はできるだけ迷惑をかけず穏便に退職したいと考えるでしょう。
弁護士による退職代行であればトラブルや退職が失敗するリスクもなく、一人ひとりに合わせた適切な対応により、円満に退職することができます。
退職のトラブルを避けるなら、「弁護士」がおすすめ
ベテラン社員だからこそ、長く働いた会社を退職する際、トラブルになるのは避けたいですよね。
そのようなときも、弁護士であれば労働者の事情に合わせた適切な対応を行うことが可能です。
円満退職を希望するベテラン社員の方は、請求や交渉権を持ち、法律の専門家である「弁護士」による退職代行サービスの利用を検討してみてください。
まとめ
今回は、ベテラン社員の退職代行利用についてご紹介しました。
原則として、労働者の退職の自由は法律で認められています。
ベテラン社員の方も退職代行を利用することで、スムーズに円満退職することが可能です。
会社を辞めたくても、さまざまな理由で退職を申し出ることが難しい場合は、退職代行を利用して退職しましょう。
