会社の常識は法律の非常識!残業代に関する間違った会社のルール3選!

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本当のところどうなのという皆様の疑問にお答えしていくブログです。

※動画を簡易にテキスト化した文章になる為、所々読みづらいかもしれません。
できればブログ内の動画の方をご覧ください。

弁護士の嵩原安三郎です。

今日はですね
会社、あなたの会社ね
勤めてる会社で常識と言われているもの、これに嘘が入ってますよっていうお話をします。

特にね、色んな嘘あるんですけども「残業代」についてのあなたの会社のルールが間違ってますよ!
っていうものを3つご紹介します。
題して
会社の常識は法律上の非常識
残業代に関する会社のルール
間違ってますよ3選
をお届けします。

では行きます!

■社長が決めた会社のルール。それ、本当に正しいものですか?
あのね、退職代行をしてますとね

うちの会社ではこんなルールがある!

って言って、ふんぞり返ってるような経営者っているんですけども…それ聞くとですね
ええ?
と思うんですよ。
いやいやいや!
なんであなたが決めたルールが日本国、国で決めたルールより…法律よりも上だと思ってんの?って
なんすか!?あなたって思うんですよ。

いや確かにね、経営者が苦労して作った会社であるのはわかるし、苦労して経営してるのもわかる。
だから、この会社で自分が1番だって思いたいのはわかる。
でも、あなたの会社日本の中にあるんでしょ?

そしたら
日本の国の法律に従うの当たり前じゃないです?
就業規則だって、日本の法律の範囲内で認められてるものだから、その日本の法律を否定することができないの。
これ経営者だけに言ってるんじゃなくて働いてる人もそうで、

社員

なんかうちの会社のルール
そうなってるから
ん~そうなんだろうな

っていう風に頭から信じるのっていうのは一回止めてもらって
もしかしたら違うんじゃないの?
と思ってください。
特にこの残業代に関するものでよく聞くものっていうのをちょっと今日ご紹介しますね。

会社のウソルール1つ目「残業代は15分単位で出ます」

まず1つ目
うちのとこの残業代は15分単位で出ます。
っていう嘘です。

例えばね、6時に終わりますよって会社が6時14分まで働いて残業代を請求しようとすると

うち15分でやっているから、6時15分過ぎたら払います。

っていうような会社。
これ会社はダメです。

これ色んな意味で間違ってるんだけども、まず一つの間違いはね
1分単位で出さないといけないんですよ!
いやそれはそうでしょう?
例えばみなさんが買い物に行くでしょ?
で、10本セットの…ポッキーなんかとしますよ。
そのうち1本だけふ~っと食べて「1本だったら無料にしてくれ」なんてあります?
まあ、その場合はもう開けた瞬間アウトなんですけども。

何が言いたいかっていうとですね
15分単位じゃないと14分まで切り捨てって言えるのは
働いてる労働者側なんですよ!
まあ普通言わないけど。
労働者側が自分で提供した14分ぶんのこの残業っていうのは

異議あり

もう別にいいです。
給料いらないです。放棄します。

って言えば別だけども、その労働力を買ってる側の会社がね

おい15分は払わないからな

なんていうのは、通用するわけないですよ。

しかもね、基本的には毎日毎日カウントする。

じゃあ今日の残業代いくらな、払います。

ではなくて、1ヵ月で合計して払うわけでしょ?
だからずーっと重ねていったら

14分単位でじゃあ今日の分切り捨てな

じゃなくて、1ヵ月分計算して例えば350分とかって計算して出すというのが残業代だから
色んな意味で間違ってるんですよ!

切り捨てはできません!
これが1つ目。

会社のウソルール2つ目「始業●分前に来るのが社会人の常識」

2つ目
これはね
始業何分前に来るのが社会人の常識
だっていう嘘です。

確かにね早く来た方がいいっていう心構えとして言うのはいいよ。
だけどね
じゃあギリギリ…
9時始まるのに9時ギリギリに来たら社会人の常識ないかって、
いや別ににありますよ!
だってスタートすんの9時なんだもん。

9時に間に合うように来なさい。

これは常識っていうか、守らないといけないルールかもしれないよ?
だけど、その10分前に来い、30分前に来い、ひどいのだと1時間前に来いって

これが社会人の常識です

って、いや、、常識がなぜそんなブレるんですか?って話なんですよ。

それは言ってる会社の社長とか、その会社でずっと勤めてきた上司とかが勝手に言ってる常識で
そんなんに世間巻き込まんといてください!
世間そんなことないから。

会社がね10分前に来いとか、30分前に来いって言ったらこれ会社命令で言ってるんで、これは命令に従って出勤してるわけだから残業になります
まあ俗にね始まる前に残業してることになるから
早出残業
なんて言ったりしますけれども。
これも残業代を請求できます。

だから会社命令で行くわけですから、仕事するしない関係ないです。
労働って実はね仕事しなくても金を払わないといけないってルールになってるんで。
だから、そういう意味で行きましたって

異議あり

社会人の常識ですって言われたんで、30分前に来ました!

って

異議あり

机でご飯食べてます!

って言っても
その30分は命令で来てるんで、請求してください
で、命令がなかった時どうするかって。
自主的に行きましたって言って、自主的に行って

社員

仕事溜まってるんでちょっと早めに行こうかな
1時間前に来て仕事しよう

って、これも自主的であるけど仕事をちゃんとしてるわけですから
その場合は残業代として請求できます

つまり遊んでても残業代は出るし、命令なくても仕事してれば残業が出ます。
これが早出残業。
ですから、社会人の常識として会社に早く出勤するっていうのは嘘です。
残業代を請求できるっていうことがホント。

会社のウソルール3つ目「週休1日!週6日出勤しなさい!」

3つ目です。
これはね
うちは週休1日
週6日出勤しなさい!
っていう嘘です。

まあ、正確にはね嘘ではなくて、そりゃ6日って言われたら6日出勤しないといけないですよ。
ところが、それが正規の出勤時間っていうのがダメなんです。

どういうことかって、みなさんも知っていると思うけども
週にね原則として
1週間で労働できる時間は40時間
って制限されてるんですよ。

大体8時間じゃないですか、1日ね。
そうすると、月火水木金8時間働いたら、それでもう全部使い切ってるんですよ。
この40時間っていう枠をね。

そうすると週休1日、日曜日休みってことは、土曜日に8時間出るわけじゃないですか。
この8時間は、法律で決まってる40時間の枠超えているわけでしょ?
だから土曜日の9時スタートだったら
9時からずっと時間外手当です!
わかります?
だから、これうちの会社は週休1日で6日出勤して、月の給与20万って言ってる会社…
これ間違ってます!
ずっと土曜日の分の1日、まあ1ヵ月4日あるとしましょうよ。
4日分の土曜日の日給分は払ってないから、それも追加で払わないといけないし、しかもそれ1.25倍しないといけないので、そういうのも払わないといけない
ということになると、少なくても5日分の給与を毎月払ってないっていうことになるんです。
5日分ですよ!

これって大体ね、週5日働くとしたら大体1月に20から21日働くことになるんですよ。
まあ20日としましょうよ。
1ヵ月の給与って20日分と思ったら、5日分未払いになってるってなるとね
あなたがもらってる給与の4分の1が毎月未払いというか、もらうはずのものをもらっていないってことなの。
だから、20万円っていう給与だったら4分の1だと5万円でしょ?
本当は毎月あと5万円もらわなあかんのですよ

それ貰ってない
だから
うち週休1日こういうルールでやっていますっていうのは、まあルール決めんのはいいけども、ちゃんとその分を払わないといけない
ということなんです。
それも20万に入ってるよはダメ!
時間外手当ってのは別枠で払わないといけないんで、それを払ってください。
受け取ってなかったらそれを請求してください

1月、そのうちの私の基本給の4分の1が払われてないと思ったらね…
4カ月で1ヵ月分ですよ!
1年で3ヵ月分ちゃいます?
結構な額ですよね。

その分請求してもいいっていうことになるので
堂々と請求してください。
会社側もそれを見越して人件費を決めないと

いやもうこれで働いてるからええわ~

ではダメですよ!
ちゃんと考えてください。
かといって、これを見たからといって

慌てて変えようぜ
うち15万を基本給にして、5万時間外手当に割り振るわ

これダメですからね!

勝手にできませんから
ちゃんと追加分払ってください、はい。

今日はですね
よくある会社ルールの間違い
っていうのを3つご紹介しました。

これであなたの給与どれぐらい上がりました?
社長に言って1万上げてくださいって言うの大変だと思いますけども
この計算だけで、いくら上がりました?
今日じっくり計算してみてください。

ではまた別の動画でお会いしましょう。
さよなら!

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