看護師は問題なく退職できるのか
看護師の退職状況
正規雇用の看護師の離職率は10%台で、なかでも既卒採用者の離職率は15%前後と高い傾向にあります。
人々の生命に関わり、社会貢献もできる看護師の仕事ですが、退職が多い職業のひとつでもあります。
近年新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、現場で働く看護師の負担が増えたことで、今後離職率が増加すると考えられます。
看護師も2週間で退職できる
遅くとも退職希望日の1ヶ月前には退職の意思を示しておくのが一般的ですが、無期雇用の正看護師に関しては、原則として退職の意思を表明してから2週間後に退職することができます。
しかし、シフトの調整や業務の引継ぎなどの兼ね合いもあるため、退職の意思が固まったら直属の上司になるべく早めに連絡することが大切です。
「半年前に告げる」という職場も
看護師が退職する場合、病院の就業規則によっては、「半年前に退職を申し出なければならない」というケースもあります。
円満退社するためには、就業規則にしたがい、余裕を持って退職の意志を伝えることが大切です。
退職時の引き継ぎをスムーズに行うためにも、あらかじめ就業規則を確認し、退職希望日と日程を伝える日を決めておきましょう。
医療の現場は退職しづらい
病院などの施設に勤務する看護師の就業人数は年々増加している一方で、人手不足が慢性的な問題となっています。
看護師を取り巻く労働環境はとても厳しく、特に病棟で働く看護師は、24時間体制で患者の健康管理や診療に対応しなければなりません。
職場によっては独自の就業規則・退職のルールが存在することもあり、看護師は現場の状況的にも退職しづらいのが現実です。
新型コロナウイルスによる医療提供体制の逼迫を受け、退職が増えている現在、退職代行サービスを利用する看護師は珍しくありません。
「自分から上司に退職の意思を伝えられない」
「辞めたいのになかなか辞められない」
という方は、ぜひ退職代行サービスを検討してください。
看護師が退職する理由
勤務形態が不規則
看護師は病院が導入している「2交替」「3交替」などのシフトによって勤務が不規則になるため、睡眠などの生活リズムが崩れやすくなってしまいます。
深夜労働も伴うため、勤務形態が不規則なことでプライベートと仕事の両立が難しく、ワークライフバランスがとれないといった問題があります。
体調不良やメンタル不調に陥ることがあります。
残業が多い
看護師は、看護記録の作成・突発的な入院や患者の急変の対応・院内研修・勉強会など医療業界ならではの業務があり、残業が多い仕事です。
院、科、部署等によっても異なりますが、やはり残業の多さは際立っています。
また、人員不足により看護師の仕事量や勤務時間が長くなり、体力的・精神的負担が重くなっていることも問題となっています。
見合った給料をもらえない
看護師は安定した職業で給料は一見高く見えますが、「命を預かるプレッシャーの大きさや責任の重さ・厳しい労働環境が給料に見合っていない」と感じる看護師は少なくありません。
給料が仕事内容と見合っていないと感じると、仕事への「モチベーション」や「働きがい」が低下し、やる気が消失し退職につながることになります。
看護師の転職市場
看護師は需要に対して人材の供給が追いついていない人手不足の状況となっているため、時期によっては転職しやすい業種でもあります。
看護師の求人には年齢・経験を問わないものも数多く、若い年齢やブランクが短い人ほど採用されやすくなります。
また、コロナ渦での環境面や待遇面の不満から退職する方は多いものの、転職市場における看護師の採用ニーズは高いことに変わりはありません。
「引き止められてなかなか退職できない」といった場合は、弁護士による退職代行サービスを利用することで円満かつスムーズに退職することができます。
退職代行の流れ
1ご相談
「退職したいけれど、上司に伝えづらい」など退職について悩んでいる看護師の方は、LINEやメールにてフォーゲル綜合法律事務所へお問い合わせください。
未払い残業代や退職金の請求といった病院側との交渉も可能です。
2お支払い
弁護士に心配な点をご相談してもらい、代行内容に納得できたら正式にサービスにお申し込み(決済完了しヒアリングシート送信)下さい。
(銀行振り込み、クレジットカード払い等が可能です。)お申し込み後すぐに対応を開始致します。
3退職代行実行・退職
病院への連絡や退職に伴う手続きは全て弊所がご依頼者様の代わりに行います。
進捗状況については担当弁護士からLINEまたはメールにてご依頼者に適宜報告を行います。
実績豊富な弁護士がサポート致しますので、安心してお任せください。