退職を言い出せない、会社を辞めさせてくれないといった悩みを抱える労働者の強い味方の退職代行ですが、お金がない場合でもすぐに依頼することはできるのでしょうか?
お金がない、すぐにお金が用意できない場合でも退職代行は利用できる?
退職代行は運営元にもよりますが、費用相場は20,000円〜50,000円となるため、内容などによってはまとまった費用が必要になります。
「退職代行を利用したいけれど、お金がないから依頼をためらっている」という方もいるかもしれません。
お金がない場合でも、退職代行を利用することはできるのでしょうか?
退職代行はクレジットカード支払いが可能
退職代行は、多くの場合「クレジットカード払い」に対応しています。
クレジットカードの利用代金の引落しは、一般的に利用日の翌月や翌々月になることが多く、実質「後払い」で退職代行を利用することができます。
退職代行において、クレジットカード払いは銀行振り込みの次に多い支払い方法でもあるため、依頼時にお金がないという場合でも問題なく利用することができます。
分割払いに対応している退職代行サービスはありませんが、支払い方法をクレジットカード払いで分割払いにすることで、お金がない状況でも無理なく支払うことができます。
後払いに対応している退職代行サービスを選ぶことも可能
退職代行は基本的に先払いのサービスですが、なかには後払いが可能な退職代行サービスもあります。
「給料日までお金がない」「すぐに退職代行費用が用意できない」という場合でも、後払いに対応している退職代行サービスであれば、依頼したい時にお金がない場合でも安心して退職することができます。
後払いに対応している退職代行サービスはまだ数は少ないため、事前に退職完了後の後払いが可能かどうか確認しておきましょう。
自分に合わない職場で我慢し続けるよりも、退職代行を利用して環境を変えることが大切です。
退職代行は後払いでも料金が変わることはない
退職代行は手元にお金がない状況で後払いをしても、先払い料金と金額が変わることはなく、後から高額な追加料金を請求されることもありません。
退職代行のサービス内容や支払い方法に納得し、正式に依頼すること決めたら事前に後払いする旨を伝えておきましょう。
支払い時のトラブルを避けるためにも、依頼先の説明を受ける際はメモをとっておくと安心です。
適切な退職代行サービスを選ぶことが大切
退職代行依頼時に手元にお金がない状況でも、依頼先によってはクレジットカード支払いや後払いが可能なため、「今すぐ辞めたい」という方も安心して利用することができます。
退職をスムーズに進めるためにも、ご自身の状況と希望に合わせて退職代行の依頼先を決めることが大切です。
退職代行を利用しても会社から支払われる金額が減ることはない
退職代行を利用して会社を辞める場合でも、退職金や未払い賃金など退職後に支払われるお金が減ることはありません。
退職金に関しては、会社が定める退職金の支給条件を満たしている必要があり、事前に会社の就業規則を確認しておくことが大切です。
また、退職金などの交渉や請求ができるのは「弁護士」のみのため、退職に伴う条件交渉が必要な場合は弁護士が運営する退職代行を利用しましょう。
お金がないからといって「安さ重視」で退職代行を選ばない
退職代行の運営元は「弁護士」「労働組合」「民間企業」があります。
最も費用が安いのは民間企業ですが、対応可能な業務は「退職の意思を伝えるのみ」であり、弁護士資格を持たない業者は交渉・請求といった法律事務はできません。
お金がない、できるだけ費用を抑えたいからといって料金の安さ重視で依頼先を選んでしまうと、十分なサポートが受けられず、思わぬトラブルに発展する可能性があります。
中には退職完了後に高額なオプション料金を請求するなど詐欺まがいな悪質業者も存在するため、適切な退職代行サービスを選ぶことが大切です。
退職代行は法律の専門家である「弁護士」に依頼するのが最も安心
弁護士が運営する退職代行は、労働組合・民間企業に比べて料金は高くなりますが、有給消化や未払い給与、退職金の交渉・請求などが可能で、法律に基づき適切な対応を行うことができます。
会社とのトラブルを未然に防ぎ、スムーズかつ円満に退職するためにも、弁護士に依頼することが最もおすすめです。
クレジットカード支払いも可能で、電話やLINEで無料相談もできるためまずは気軽に相談してみましょう。
まとめ
退職代行は、依頼時手元にお金がない場合でも、クレジットカード支払いや後払いにすることですぐに利用することができます。
給料日までお金がない、先払いでお金を払うことが難しいという方も、支払い方法を少し工夫するだけですぐに退職代行を依頼できるため、一人で悩まず退職代行に相談しましょう。