第2弾!「有給休暇」についての会社の嘘!追加の8選+2つ!

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※動画を簡易にテキスト化した文章になる為、所々読みづらいかもしれません。
できればブログ内の動画の方をご覧ください。


弁護士の嵩原安三郎です。

先日ね有給休暇に関する会社の嘘11選という動画をお届けしたんですけども、たくさんの方に見て頂いてたくさんコメント頂きました。

全部読んで結構コメント返してるんですけども、
これね、読んでみると

タケハラ
タケハラ

いやいや
本当会社の嘘ってまだまだあるな

って実感しました。

みなさん有給休暇で本当悩んでるんだなっていうのを改めて実感しました。
前回の11選の作った時に入れなかったやつ結構あるんですよ
それに加えて今回のコメントで改めて

タケハラ
タケハラ

いやいやいや
そんな嘘あるんか

タケハラ
タケハラ

なるほどな
それ僕思いつかなかったわ

っていうのが結構ありました。

これどういう意味?ってよくわかんない会社の制度も含めて結構色んな発見がありました。

そこで今回は有給休暇についての会社の嘘に関しての第2弾としまして、改めて会社の有給休暇についての嘘についてお届けしようと思ってます。

題して
有給休暇会社の嘘追加の8選+2
ということでお届けいたします。

申告期限の嘘

有給休暇に関する会社の嘘、追加の8選なんですけれども
まず1つ目
申告期限の嘘です。
これね結構ありまして、例えば8月の有給休暇は7月の1日までに申請しないといけないです。
というね、そういう期限決めてるっていうやつ
会社はなんだろうね…
給与の締め日に合わせてるのかな?
20日とか15日ってのも結構ありましたけども
これ嘘です。
ダメです。
前回の動画で言いましたけれども、そもそも

2週間とか1ヶ月とかって前に申告せえ!

っていうのがダメ!などと同じです。
ですから申請期限を決めるってこれはダメです。

取得の仕方についての制限に関する嘘

2つ目
これはね取得の仕方についての制限に関する嘘です。
例えば1ヵ月で取得申請できるのは3日までですよとか、ひどいのになると有給休暇は発生した日数を12日で割って1年ってことなんだけどね12で割ってその12分の1しか取得できません。
例えば
10日発生したら月に1日かあるいは0の月もあるってことよね
そういう嘘であるとかですね、有給休暇は連休に合わせて取っちゃダメとかですね。
一番取りたいとこでしょ?
この1日休んだら連休になる。
連休めちゃくちゃ長くなる。
っていう時に1日取りたいよね。
それもダメとかそういうもの、これは全部嘘です。

有休休暇はいつでもどんな場合でも取れます
ですから、例えば有給休暇20日あるよっていう場合は、1ヵ月ずっと休んだって全然構わないわけです。
ですから、有給休暇の取得の仕方についての制限ってのは全部ウソです。

有給休暇の理由を言わないといけないという嘘

3つ目
有給休暇の理由を言わないといけないっていう嘘です。
前回ね、会社が有給休暇の理由によって却下することができないよって話したんですけども
そもそも、有給休暇の理由って要らないんです。
もちろんね書く欄があっても別にいいんですよ?
申請書に、私用…私の用事ね、私用ってそれでいい訳です。
っていうかね有給休暇って基本的に全部私用なんです。
私の用事。
だから

有給休暇は病気のために取っておくもんだ!

取っておくってことはいいかもわかんないけども、だから病気の時にしか取っちゃダメだっていうのはもうノーですよ。
ダメです!

酷いのになるとね

有給休暇は仕事のために取っておくものだ

意味わかんない!
それ仕事だから!有給休暇ちゃいますから。
だから有給休暇理由聞いてそれで却下するのがダメっていうことは、そもそも理由って言わんでええってことですよ。
うちのね事務所とかやったら明日好きなゲームが発売されるので休みます。
みたいことをうれしそうに報告してくれる人いるんですけども、それでいいんですよ。
言ってくれるのは全然構わないんだけども、基本的にそもそも有給休暇の理由って言わなくていいです。

っていうか全部私用でいいんです

時季変更権に関する嘘

4つ目
時季変更権に関する嘘です。
これはちょっと詳しく説明しますけども。
会社に時季変更権
有給休暇の取得時期を変えるってことを会社に権利がある
っていうことが法律上あるんですね。
ただこれってすごい限定されてて、めちゃくちゃ忙しい時だけなんですよ
時季による。
これ本当に時期であって、例えば税理士さんとか2月3月めちゃくちゃ忙しいんですけども

そん時の有休休暇取るの
ちょっと4月にしてくれないかな

って、こういうやつなんですよ。

だから年中忙しいとか年中人手不足っていう時に時季変えるって、、、変える先ありませんから。
だからこれはダメです。

あとね

退職します
20日後に退職します

ですから20日間有給全部使います

これは時季変更権出来ない
だって退職した後時季変更、その退職の先に変更できないないから。
だからこういうのもダメ。
ですから
時季変更権で会社が自由に有給休暇の取得時期を決められるっていうのは、これは嘘です。

シフトに有給休暇を組み込みますっていう嘘

5つ目
シフトに有給休暇を組み込みますっていうの嘘です。
これね、言ってることがようわかんないっすよ。

シフトの休みってのはただの休みですから
いわゆる公休日ですから。
だからシフトに組み込むって意味がわかんないんですよ。
出勤日に休むから有給休暇なんですよ
休みの日に休む有給休暇意味がわかんないです。
例えばね週5日勤務で2日休み、それシフトで決めますっていう会社があったとするじゃないですか。
例えば8月の分を7月に決めますという時にね

シフト希望出して下さい

って言って
例えば8月の第1週、私水曜日と金曜日を公休日にします。
木曜日それと別に有給休暇にしてください
これならいいんですよ。
その時にはシフト完成した時に
水曜日公休
木曜日有給
金曜日公休
これだったらいいです。

こういう意味で組み込むならセーフですよ。
ところが話を聞いてるとそんなんじゃなくて、週2日休みって決まってるのに8月の第3週は

水曜日公休で金曜日有給な!

みたいなことを会社を決めるっっていうわけですよ。
これは全然ダメですから!
これは組み込むっていうのがさっきも言ったようにね、先に公休日全部決めた後に有給休暇取るっていうんだったらこれはセーフだけど。
そういう意味じゃなくて、組み込む…公休みたいな感じで有給をポンって入れる。
これは全然ダメだから!
そもそも会社が決めてるってこと時点でアウトです。

ですからシフトに組み込むっていうのは、公休日を決めた後に取るんだったらセーフだけれども、そもそも公休日の代わりに入れ込むようなものは全部アウトです。

1年で有給休暇が消えるっていう嘘

6つ目
これはですね、1年で消えるっていう嘘です
法律で時効2年って決まってますから
だから有給休暇が発生した日から2年間は使えるわけですよ。
っていうことは、1年で消えるって法律で決まってる1年の時効っていうものを会社が無理に変えられるっちゅうことですから。
なわけないでしょ!
そんなことを勝手にできるんだったら、僕社長だったら3日で消えるって決めればいいんですよ。
もう誰も使えないですから。
んなもんまかり通るわけないでしょ!
だから有給休暇が1年で消えるっていうのは、嘘です。
さすがにね半年で消えるって、そこまでの会社はまだ聞いてないですけども、本当に1年で消えるは嘘です。

有給休暇を会社が自動的に買い取りますという嘘

次は7つ目ですね。
これねさっきのに近いんですけれども、1年間でね使わなかった有休を会社が自動的に買い取ります
っていう制度。
これも嘘です。
嘘っていうかダメ。
いや確かにねこれ一方では、なんか従業員に得なように聞こえるでしょ?
例えば10日有給休暇発生したけども、8日しか使えなかったなって、会社がいや2日自動的に給与で払うよ
なんかすごくいい制度に聞こえるけど、でも有給休暇って休むことに意味があるんですよ
体休めろなんですよ。

だから1年経った時にどうする?
2日買い取ってもいいよ。

繰り越しでもいいよって言うんやったらわかる。
わかるけど、会社が自動的に買い取るっていうのは、休んでお金を払うっていうこの有給休暇のリフレッシュせいよっていうこの趣旨全く消しちゃうんで
あくまで決めるんは従業員。
使う側です。
ですから会社が勝手に買い取る…一見優しい会社に聞こえるけども、これも選択制じゃなければダメです。
いいです?
1年で消えるのと変わらないです。
お金払うけど消えちゃうって意味ですから。
これもダメ

有給休暇が発生するかどうかの総労働時間を会社が決める

8つ目ですね
これねへぇ~!と思って感心したっていうか、すげー嘘をつくなと思ったんです。
これはね有給休暇を発生するかどうかって計算する時の総労働時間っていうのを、会社が勝手に決められますよっていう嘘です。

これすげーなって思って感心しました。
これ何言ってるかわかんないかもしれませんけど、ちょっと詳しく説明しますね。
有給休暇って基本的には自動的に発生するんだけれども、一応条件があります
これは何かって言うと例えば有給休暇って入社してから半年で発生して、その後は1年毎に発生するわけですよ。
例えば初めの半年で考えましょうか?
この半年間で働く日数が決まってるじゃないですか。
働く日数の8割出勤したら有給がぽんと発生しますよって制度なんですよ
その後1年おきなんで
この1年間で8割
次の1年間で8割
ぽんぽんと発生しますってことなんですよ。
だからどういうことかって言うと
例えば、週5日働く会社だとしましょう。
そう決まってる会社としましょうね。
その会社では、月に大体20日、21日ぐらい働くわけですよ。
半年経ったら祝日なんかの休みも含めると、大体120日働くと一応しましょ。
ほんまは数えないといけない。
ですけども120日の会社としましょ。
そしたらそれの8割ですから96日。
96日出勤すればもう発生するわけですよ。
96日ってどうです?
多いと思います?
少ないと思います?
言ったら8割なんで、週1日毎週休んでても土日休みだけど金曜日必ず休む。
それでいいかどうかは別としてね。
そういう人がいたとして、そういう人ですら8割はギリギリ満たすんですよ
ギリギリ満たせない場合もあるかもしれないけども、満たすわけですね。
それぐらいの感覚なんですよ。
月でいったら、半年のうち1カ月まるまる休んでも、ギリギリセーフぐらいなんですよ。
絶対発生するでしょ?
ほぼ発生するでしょ?
だからそれぐらいの感覚で発生するわけですよ。
この総労働時間今言った120日っていうのを会社が勝手に決められるって嘘なんですよ。
だから

いや120日って言ってるけど
うちはな…150日なんだ半年で
だからお前発生してねー

って勝手に言えるってことですよ。
こんなことしたら発生しないっていくらでできるでしょ
今言ったみたいに半年で150日って勝手に後から言うんです。
初めからならいいんですよ。
初めからそういう契約だったらわかる。
けど後から言って調整なんかできるわけない
だから雇用契約を結んだ時にね、うちの所は週何日で月間で言ったら何日ですよって決まって、それの8割かどうかっていう話だから後から適当に調整できるわけがない。
そんなこと…
頭のいい官僚が作った法律でっせ?
そんなアホみたいな抜け道おくわけないでしょ?
そんなズルが通用するわけないですよ。
だから、その計算勝手に会社ができるよっていうのは全部嘘です。

ここまでで8つ程出てきたんですけども、あと2つね。
これ何?というのをお話しようと思うんですよ

公休を先に取れ、有給休暇はその後

1つ目はね
有給休暇申請したらね

公休を先に取れ
有給休暇はその後だ

って言われるんですけど、本当ですか?というご質問。
結構頂いたんですけども、これね正直よくわかんないんですよ。
なぜかって言うと、通常その月のシフトって前の月に決まってるものなわけですよ
シフト決まってるってことは、お休みの日、公休日も決まってるわけ。
そうすると、取れっていうか決まってるわけですよ。
決まってるのに

有給休暇取ります

って言ったら

いやいや
お前は公休まだ使ってない分があるから前倒しして使え

って、んなわけない!
だって決まってるんだから。
よくわかんないんですよ。
だからそういうことを言ってるんだったらアウトです。

そうじゃないんやったら、公休日が決まってない会社?
なわけある?と思って
ちょっとシフトという運用が間違ってます。

だからいずれにせよ、どういう意味かわかんないけどアウトだと思います。
ちょっと違うけどこんな制度あるって言われたらまた教えてくださいね。

ウチは有給休暇は5日しか発生しないから

後ね
もう一つは、これもよくあったんですけど、うちはね有給休暇5日しか発生しないからっていうやつ
これもね
うーん…
これね何でうーんって言うかって言うと、実は正しいやり方をすれば、それは実はセーフなんですよ
正しいやり方っていうのは
会社は5日分残してそれ以上の分については会社が有給休暇を指定することができるっていう、そういうやり方があるんですね
ですから、それをちゃんとやってる会社だったら、年有給休暇は毎回5日しか残らないわけです。
後は会社が指定してるからね。

だから

うちは5日しか発生してないよ

っていうのは、一応言い方はすごく変だけどわからんことないんですよ。
ところがね、それやったらそんな言い方しないんですよ

うちは5日だけ自由に使えるよ
残りは指定してるよ

って言い方で、5日しか発生してないってのはおかしいんですよ。
だからこれね多分だけど、そういう正しい手続きもやってないんだと思う
正しい手続きっていうのは
就業規則で決めてるとか
労使協定で決めてるとか
そういう手続きが必要で、これも変えるには就業規則を変えたりとか労使協定を結ぶには、単に紙書いて提出すればいいとかじゃないんですよ
手続きもここであまり言わないけど、ちゃんとした手続きが必要なの。

かつね、今まで年末年始休みだったのを取り消して、そこを有給休暇に充てます
みたいなやり方はダメなんですよ。
だから、実感として

いや確かに有給休暇自由に使えるの5日やけども
でも、なんか去年より有給休暇増えてる
ああ、あれが有給休暇になってんだ

って言うんだったらわかるけど、そうじゃない話なんですよね。
そうすると、会社はこの正しい手続きを取ってないっていう可能性が極めて高いわけですよ
だから、やり方としては5日しか発生しないって場合もあるかもわからんけど、多分9割方間違ってんじゃね?
っていうのが僕の実感ですね。

まとめ

今日は有給休暇に関する会社の嘘、追加の8選というのをお届けしました
プラス2ですけどね。
これね、ある人のコメントで面白いのがあったので最後ご紹介しようと思ってるんですけども
この人ね趣味の2年に1度のイベントに参加しようと思って、有給休暇を前もって申請したらしいんですけれども

忙しいからダメだ

って却下されたらしいです。
泣く泣くそのイベントを諦めて、職場に行ったらしいんですけども、暇だったらしいですよ。
それでもうすごいショックで、辞めたって言うんですね
会社にとって言ったらね、たった1日有給休暇さえ認めてたら、その人いっぱい不満あったんだろうけど、働いてたんですよ。
たった1日!
この人の2年にいっぺんのしかもコロナ明けだったからもっと前かもしれない。
それを蹴ったことによってその人が辞め、その人の補充のために、何10万というお金を投入して人を集め、そしてまた1から教えないといけない。
教育コストもかかるわけですよ。
もうアホらしいの一言なんですよ。
だから、たった1日有給休暇を認めて、もっと言ったら1日でいい?
もう1日なんて優しいことをこれも本当はそんな気持ちで言ってないかもしれないですけど、うまくおだてたれと思って言ってるかもしんないけども
でもその人にとっては

嬉しい僕のそういうイベント認めてくれるんだ
会社が応援してくれてる

って思ったら多少の不満、この人我慢してもっと続けたと思う。
それがアホらしいって話なんですよ。

だから、経営者でも見てる人多いと思いますけども、これについてね

いやアホなこと言ってるわ
有給休暇はこうだああだ

ってコメント返してくる人いるけれども、そうじゃないっていうの。
気持ちよく取らしてあげましょうよ。
そしたら多少の無理みんな我慢して働くから。
そういうことなの!

だから、ぜひねこれ経営者の人も見ていると思いますからもう一回言いますけど、有給休暇気持ちよく与えてあげて。
そしたらみんな頑張るから。
お願いします。

今日は有給休暇についてのお話を追加でお話させて頂ました。
ではまた次の動画でお会いしましょう。

さよなら!

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