退職代行とは、退職する本人に代わって会社に退職の意思を伝えるサービスで、労働者の退職をサポートするサービスです。退職代行サービスは、正社員に限らず、アルバイトやパート、契約社員などの非正規雇用の方も利用することができます。
自分から退職を申し出るのが難しい場合や、トラブルに発展しそうな場合は、退職代行を利用することをおすすめします。
退職代行は非正規雇用も利用できる
どんな雇用形態であっても、退職に伴う会社とのトラブルは避けたいですよね。
退職代行は、非正規雇用の方も安心して退職までのサポートを受けることができるサポートなのです。
退職を申し出ることが難しい場合、「退職代行」の利用を検討してみましょう。
「非正規雇用」とは?
「非正規雇用」とは、アルバイトやパート・派遣社員・契約社員のように雇用契約で定めた期間だけ働く「有期労働契約(有期雇用)」による労働者のことをいいます。
正規労働者と同様に、労働基準法に定める有給休暇や労働時間などの規定が適用されます。
労働時間や1週間の労働日数などは人によって異なり、働き方はさまざまです。
非正規雇用の契約期間内でも退職代行でスムーズに退職できる
非正規雇用の契約期間内であっても、やむを得ない事情がある場合や、雇用期間が1年以上経過している場合、雇用主が合意している場合など条件を満たしていれば退職代行を利用して会社を辞めることができます。
ご自身の状況に合わせて、適切な対応を行うことが大切です。退職代行に依頼すれば、場合によっては即日退職も可能です。
ブラックバイトは退職代行を利用してすぐに退職するべき
「ブラックバイト」とは、アルバイトやパートなど非正規雇用者が、劣悪な職場環境や条件で不当な扱いを受けることをいいます。
労働者の弱みにつけこみ、仕事に無理を強いる違法性のあるアルバイトも存在しますが、退職代行を利用することで安心して退職することができます。
長時間労働やパワハラなどで心身への悪影響を及ぼしてしまう前に、退職代行を利用することをおすすめします。
非正規雇用で退職代行を利用する方法
退職代行は、運営業者によってサービス内容が異なるため、ご自身の状況に合わせて最適な依頼先を選ぶことが大切です。
非正規雇用で退職代行を利用する方法を見ていきましょう。
退職代行業者は運営元によってできることが異なる
退職代行業者の運営元は、「弁護士」「労働組合」「民間企業」の3つに分かれます。
民間企業の場合、できるのは「会社に退職の意思を伝える」のみですので、退職に伴う交渉などが必要な場合は、弁護士または労働組合が運営する退職代行を利用しましょう。
トラブルを回避するためにも、それぞれの特徴を理解したうえで依頼することが大切です。
非正規雇用は正社員に比べて退職しやすい
アルバイトやパートなど、非正規雇用の雇用形態でも、正社員同様に退職日の2週間前に退職の旨を会社に申し出ることが必要です。
ただし、非正規雇用の場合は退職届の提出は不要で事務手続きも比較的簡易なため、正社員に比べてスムーズに退職できることがほとんどです。
トラブルを回避して退職をしたいという方は、法的な交渉が可能な弁護士に依頼することをおすすめします。
無断欠勤は避ける
アルバイトや派遣社員・契約社員など非正規雇用の方も、早く会社を辞めたいからといって職場に連絡をせず「無断欠勤」をすることは絶対に避けましょう。
無断欠勤をしてしまうと、場合によっては懲戒解雇になったり損害賠償を請求される可能性があります。
トラブルに発展させないためにも、無断欠勤はせずに退職代行に依頼してスムーズに退職手続きを進めましょう。
安心して退職するなら「弁護士」に退職代行を依頼する
退職を考えている非正規雇用の方の中には、どの退職代行サービスに依頼するか迷うという方は多いかと思います。
退職代行業者の中には、非弁行為を行う違法な業者も存在します。
有給休暇や未払い給与の交渉や話し合いが必要な場合は、法律の専門家である「弁護士」に依頼しましょう。
弁護士であれば、会社とのトラブルを防ぎ、非正規雇用の方も安心して退職代行を依頼することができます。
まとめ
自身で会社に退職を申し出ることは、勇気が必要になり決して簡単なことではありません。
さまざまな状況で退職を申し出るのが難しい非正規雇用の方も、退職代行を依頼することで安心して退職することができます。
仕事のストレスによって心や身体を傷つけてしまうこともあるため、一人で抱え込まず、退職代行サービスを利用しましょう。