このブログは退職代行サービスについて
本当のところどうなのという皆様の疑問にお答えしていくブログです。
できればブログ内の動画の方をご覧ください。
弁護士の嵩原安三郎です。
離職票についてお話しようと思ってるんですけれども
この話ねちょっと
まとめてみると
結構なボリュームになったので
3つに分けてお話しようと思ってます。
まず1回目はですね
離職票って何?
っていうお話をさせてもらいます。
離職票が届くまでの手続き
これよく誤解があるんで、そこを説明して
そのあと離職票とよく似たもの
こんなものあるよねっていうことご紹介した後に
この離職理由というものについて簡単に触れたいと思っております。
第2回目はですね
この離職理由、
会社都合退職っていうのと自己都合退職って
みなさん聞いたことあると思いますけれども
この2つについて少し詳しくお話しようと思っています。
えっ!こんなのが
会社都合退職になるの?
へぇー!自己都合退職って
こんなのもあるんだ!
あっ!これ優遇されるんだ!
なんていうお話を第2回でさせてもらいます。
3回目はですね
この離職理由って実は変えられるんだってこと
そして
変えるためにはこんな準備をしておけばいいんだっていうことをこのチャンネルをご覧の皆様に
こっそり!
お話しようと思っております。
さあ!
では始めていきましょう!
お願いします!
離職票についてのお話
第1回目です。
まず離職票っていうものを
みなさんご存じっていうか聞いたことあると思いますけども
どんなものかって想像つきます?
なんとなくね
退職の時にもらうのが離職票っていうぐらいのイメージでいる人多いと思うんですけども
退職した時に必ずもらうものじゃないですよ。
別に退職の合格通知
あなたは見事退職決まりました!
ってものじゃないですから。
退職の証明をするものじゃないんです。
これ実は
使い方限定されてるんですよ。
こちらです
離職票っていうのは
実はハローワークの手続きで使うものなんです。
ハローワークでは
求職求人票を探す、求職申し込みをするとか
あと失業保険・失業手当
これに申請するためにハローワークに提出するものなんですね。
つまりこれ
ハローワークに関わりなければ要らないんですよ。
たまにね
転職先が離職票を持ってきて
っていうようなケースがあると聞いたことあるんですけども
これはね
前の会社を退職したことを確認するためっていう時にくださいよっていう会社があるように聞いていますけれども
別にそれがなくても確認できるので
今はそんなに離職票ないんじゃないかなと思います。
ですから
ハローワークに関して
例えば
もう次の転職先決まってるよとか
あるいは
自分で事業するんだとかですね
親の仕事手伝うんだとか継ぐんだ
という人には
もうこれ要らないってことになります。
さあ
じゃあ
これ(離職票)どんなものかっていうこと
こういうものです。
2枚あると思ってください。
離職票の1って書いてますけども
表紙みたいなものですね。
名前とか会社の名前とか
あるいは失業手当をもらうための用紙なんで
失業手当の振込先なんかを書くようなところがあります。
ここよりも
重要なのは2枚目!
みなさんよく見るのはこっちだと思うんですよ。
こっちは離職票の中の2と呼ばれるものなんですけども。
これねこっち側(左側)に
会社に勤めてた時の給与とか
いつまで勤めてたっていう
これが全部書いてあるんですね。
失業手当の金額決めるために必要なんで
これに書いています。
これ基本的に会社が書くんですけども
もう1個ここ(右側)なんです。
これはね離職理由
要するに退職の理由が書いてあるところで
ここがいつも揉めるというか
トラブルになる元のところです。
で
みなさん、今日2つ確認してください。
もうわかってるっていう方もいらっしゃるかもしれませんけども
実はねこれ
退職理由がずらっと細かく書いてあるんですけども
これ、会社がどれか選んだら終わりじゃないんですよ。
これよく見てください
これ分かります?
2つあるでしょ。
これね要は
会社がチェックする欄と退職する人がチェックする欄
があるんですよ。
つまり
会社が書いたら決定じゃないんですよ。
会社はここって思ってるけど
私(労働者)はここですよとかっていう風に
チェックし合うんですね。
ここに
会社の思う退職理由って書いてあるんですよ。
これだと事例が自己都合退職って
見えます?ここ
書いてあるんですけども
これはねあくまで
会社が思う退職の内容なんです。
で
この事例は
この下に労働者のところがあって同上って書いてあるんですけども
別に同上にする必要なくて
辞める人が思う理由を書けばいいんですね。
同じだったら同上でいいんですけども。
会社が書いたらOKかどうかをチェックする欄があるんですよ。
異議あり異議なしなんですよ。
見えます?
これはね要するに
異議あり!!
裁判のドラマなんかでありますけど、あれですあれです。
「異議がある」と書けば
会社が言うのに納得しないっていうことなので
そこでこのもう一個の欄にチェックして
ハローワークにちゃんとこれ見てくださいよというのを
できる欄があるわけです。
これ今ハローワークに決めてくれって言いましたけども
実は離職票って
ここもみなさん誤解があるんですけども
会社がぺらぺらぺらっと書いて
ホイッと(退職者に)渡せる筋合いのものじゃないんですよ。
あくまでハローワークに失業保険とかの手続きをするための書類なので
書式間違ってたら困るんですよ。
なので、ハローワークが関与します。
ここが違うんですね。
これです。
ここに離職票が届くまでって書いてあるんですけども
退職者って書いてますけども
退職者→会社→ハローワーク
3者が関与します。
退職だ!退職決まったよ!
会社に
離職票ください!
これなければ発行されません。
くださーい!
って言うと
わかった!作るわ!
その時に自分で必要事項を書いて
ハローワークに
これでいいですか?発行して!
そうするとハローワークがチェックして
うん、これでいいわ!じゃあ出すわ
どうぞー
会社に戻してきたものを退職する人に
来たよー
ああ届いたー!
こんなね簡単なものじゃないと怒られるかもしれませんが
流れとしてはこういうもの。
ちなみに
ハローワークに出す前にこれでいい?って
(退職者に)チェックをする会社っていうのがありますけど
基本的な流れはこれ
ぐる~っと回るんです。
会社がハローワークに書類をに出すのは、法律の規定はちょっと細かいんですけど
ざっくり言えば10日以内に出せって書いてあるので
そうするとハローワークがすぐに返してきたってもう
2週間ぐらい経っちゃうわけでしょ?
だから
実際にここ(退職者)に届くのは大体3週間ぐらいが多いです。
もっとかかる場合も多いんですね。
ハローワークが混み合ってるような場合なんか
会社がちゃんとやっても届くのが遅かったりすることありますので
ご注意ください。
なので早く欲しいと思うんですけどね。
ハローワークが遅くなるんやったら、会社も責められないなと思うので
だから1日でも早く
(会社から)ハローワークに書類を提出してよ
ということなんですけども。。
もう一つですね
よくみなさん誤解があるのは
離職票とよく似たものでこの2つがあるんですよ。
上は離職証明書。
これ離職票と似てますけど
これなにかっていうと
会社がハローワークに離職票を出す時に
2枚ある離職票の上にぴょこんとくっつけて出す頭書きみたいなものです。
だから
みなさんにはあまり関係ない
関係あるのはこっち
退職証明書。
さっきの転職する時に
転職先が退職の証明書を出してっていう場合があるよと言いましたけれども、それです。
これ特に書式決まってません。
これで会社に出してもらうというものになります。
これは労働者の方から出してって言ったら
出すという類いのものです。
ですんで
退職証明書と離職票ってのは違うんだっていうことを
ちょっと誤解しないようにしてください。
で!
これ重要なのは
みなさん気になる離職票の中で
この離職理由、退職理由だと思うんです。
これなにかって言うとですね
要はハローワークに出すものでしょ?
だから
失業保険・失業手当に影響するものだと思ってください。
ですから期間とか支給開始時期とかに影響してくるものと思ってください。
要するに離職理由によって違うってことですね。
この期間が変わってくるっていうことなんですよ。
なので
こっちとしてはできるだけ有利にしてほしい!
例えば会社都合退職にしてほしい
って思うんですけども
会社は
いやいやそんな俺たち悪いことしてないもーん。
勝手に自己都合退職にする。
ってことで、よく揉めやすいってことなんですね。
『まとめ』
離職票と離職理由の誤解って?
・離職票はハローワークでの手続きで使用するもの。
・離職理由は会社が一方的に決めるものではなく、離職者が退職理由をチェックする欄がある。
・会社と離職者の認識が違うことが多くよく揉める。